受講生からの質問
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痛みの発現機転に関して質問がございます。
これまで私の筋性疼痛の痛みの発現には、
•筋硬結が内在する筋は過緊張状態になっている
•筋の過緊張による脈管の圧迫による酸素欠乏が生じる
•酸素欠乏により発痛物質が産生され、痛覚に化学刺激が加わる事と血流障害により生
じた筋組織内の浮腫による機械刺激による合算により、痛みを知覚する
と認識していました。
しかし、治療後関節可動域の拡大とともに生じる運動痛が治療後の運動検査時に確認
される事も珍しくありません。
黒岩先生のおっしゃる機械痛というものは、
筋硬結が伸長また短縮しときに筋硬結の痛覚神経が筋の伸長または短縮、収縮が機械
刺激となって筋組織の痛覚神経が刺激されているといった解釈をしているのですが、
合っていますでしょうか。
また黒岩先生のおっしゃるトリガーポイントとは骨膜部や腱、腱膜または筋膜部に生
じる痛覚過敏部位であり、硬結や浮腫などが触察でき、圧痛や関連痛、認知が生じる
部位と解釈していますが間違いがあればご指摘くださると幸いです。